主にラチェットハンドルや、スピンナハンドルのヘッドに取り付けるソケット。ここではソケットの種類やオススメの商品をご紹介します。
ソケット選びのポイント
・3種類の規格
ソケットのサイズには種類があり、1/2インチ・3/8インチ・1/4ンチの3種類があるので自分の工具に合ったソケットを選びましょう。
・ミリとインチ
ソケットのサイズにはミリとインチがあり、主に日本車を触るならミリサイズ、外車を触るならインチサイズを揃えましょう。これは使われているボルト・ナットがそのサイズになっているためであり、車・バイク共に言えることです。
出典:Amazon.co.jp
・用途に合った長さを選ぶ
ソケットの長さにはシャローソケット、セミディープソケット、ディープソケットの3種類があります。ボルト・ナットの形状や位置に合わせて使い分けすることで作業効率が上がります。表面のボルト・ナットを回す際はシャローソケットを使用すれば力が伝わりやすいですし、奥まった箇所にある場合はディープソケットが活躍します。
出典:Amazon.co.jp
・6角と12角
ソケットには6角と12角がありそれぞれに良いところがあります。
6角の特徴は、6つの角でボルト・ナットを包むため力が伝わる面積が大きく力がかけやすい一方で、ボルト・ナットにマッチするポイントが6パターンしかないため、スピンナハンドル等を使用する場合に工具がかけづらくなります。
12角は角が12か所あるので単純に6角の2倍のマッチするポイントがあり作業性が高い一方で、ボルト・ナットに接触する面が少ないため大きな力をかけるのは控えたほうが良いでしょう。
オススメのソケットセット
【京都機械工具(KTC)9.5sq.ソケットセット[10コ組]TB310】
工具に興味のある人なら1度は耳にしたことがある「KTC」。迷ったときは「KTC」を買っておけば失敗はしません。これは一番短いシャローソケットの6角タイプ。「KTC」ではその他のセミディープソケット・ディープソケット・12角タイプの設定もあり、プロの整備士の中でも「KTC」で揃えている人も多いはず。私もワンセット持っています。
角数 | 6角 |
種類 | シャローソケット |
セット内容 | 7、8、10、11、12、13、14、17、19、22(mm) |
【トネ(TONE) ソケットセット(6角・ホルダー付) HS312 差込角9.5mm(3/8″) 内容12点】
「TONE」は元々トルクレンチなどで有名なメーカーですが、最近では次々と新商品・新デザインの工具を販売していて高品質な商品をリーズナブルな価格で販売しています。D1グランプリのスポンサーもしており、ブースではカッコいい工具が並んでいました。近年「TONE」の名前を目にする機会が増えてきました。
角数 | 6角 |
種類 | シャローソケット |
セット内容 | 8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19(mm) |
【スナップオン Snap-on 3/8″ ソケットセット ディープ 6ポイント ミリサイズ 【並行輸入】 212SFSMY】
自動車ディーラーやモーターレースのプロの整備士が絶大な信頼をよせているアメリカの大手工具メーカー。品質・強度共に別格です。私は3/8サイズをメインに使用するのですが、シャローソケットは入社したときに揃えた「KTC」、ディープソケットはSnap-onのこのセットを使用しています。
角数 | 6角 |
種類 | ディープソケット |
セット内容 | 8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19(mm) |
【WORKPRO ソケットレンチセット ガレージツールセット 差込角6.35&9.5&12.7mm(1/4″3/8″&1/2″) 172点組 ラチェットレンチ 自動車修理 車メンテナンス 作業セット 工具 道具 専用収納ケース付属】
2017年創立のグレートスタージャパンの工具ブランド「WORKPRO」のセットです。なんと3種類の規格と、シャローソケットとディープソケット、ラチェットハンドルまで揃っています。ビットセットやプラグソケットまで入っているので、車の軽作業はこのセット1つで済むでしょう。自宅にとりあえず工具を揃えておきたい方にオススメです。
角数 | 6角 |
種類 | シャローソケット・ディープソケット |
セット内容 | 1/4シャローソケット:4 、4.5、 5、 5.5 、6 、7、 8、 9 、10 、11、 12、 13、 14(mm) 1/4ディープソケット:4 、5、 6 、7 、8、 9 、10(mm) 3/8シャローソケット:10、 11、 12、 13 、14、 15、 16、 17、 18 、19(mm) 3/8ディープソケット:10、 11、 12、 13、 14 、15(mm) 1/2シャローソケット:10、 11、 12 、13、 14、 15 、16、 17、 18、 19、 20、 21、 22、 24、 27、 30、 32(mm) 1/2ディープソケット:16、 17、 18、 19、 22(mm) その他多数… |
まとめ
ソケットには規格や種類がたくさんありますが、特定のものを触るのであれば決まったソケットの角数・長さを使えばよいですが、プロの整備士など不特定のものを触るなら角数・長さの種類を持っていた方が効率が上がるでしょう。私は6角のソケットを使用しラチェットハンドルを使用することが多いです。またメインで使用するソケットは良質のものを使うようにしてます。ご自身のスタイルに合った工具を選んでみましょう。