「挟む」という作業をする際に使用するペンチ(ラジオペンチ)やプライヤー、切断に使用するニッパー。工具に興味のある人や整備士なら聞いたことがあるKNIPEX(クニペックス)というメーカー。実際に使用してみてもオススメできるメーカーなので、紹介していきたいと思います。
KNIPEX(クニペックス)とは?
製品のラインナップ
【クニペックス KNIPEX 8701-250 コブラ ウォーターポンププライヤー】
通称”コブラ”の名称で、私が初めてKNIPEXの工具を手にしたのがこのウォーターポンププライヤーです。ジョイント部がプッシュボタンになっておりガッチリとロックされます。つまり、作業中不意に口幅が変わることがありません。アゴの形状が平行四辺形をしており確実につかむことが出来ます。
【クニペックス KNIPEX 2501-160 ラジオペンチ (SB) プラスチックコーティングハンドル 2501-160】
シンプルなデザインのラジオペンチですが、ヘッドの掴み面に歯形が付けられており精密に作られているため、精密な電子部品をつかんだりするのに最適なほか、細かいスプリングやゴム部品を摘まんだりするのにもかなり使えます。
【クニペックス KNIPEX 0201-200 強力型ペンチ (SB)】
こちらも見た目はスタンダードなペンチですが、材質はオイル焼き入れ焼き戻し処理済みの高級特殊工具鋼でかなり頑丈。レバーの形状も、てこの原理で通常タイプよりも負担を軽減しています。カッターの部分では軟線・硬線・ピアノ線のほか、太いケーブルの切断も可能。これ一つ持ってるだけで安心です。
【クニペックス KNIPEX 7401-160 強力型斜ニッパー(硬線用) (SB)】
KNIPEXのニッパーは非常に人気で自動車整備以外にも建築現場、製造業でも多く使用されています。個人的にもウォーターポンププライヤーとこのニッパーが大人気商品ではないかと思います。切れ味は申し分なく、材質はオイル焼き入れ焼き戻し処理済みのクロームバナジウム電気鋼で頑丈な作り。いわゆるプロ仕様です。
【KNIPEX(クニペックス) 強力型エンドカッティングニッパー 200mm 6701200】
こちらもニッパーと同じく切断するための工具ですが、最適な刃のアングルとてこの原理を最大限に利用することにより、少ない力で高い切断能力を発揮します。材質は入念な焼入れ処理が施された刃の硬度は約HRC64です。
【クニペックス KNIPEX 9511-200 ケーブルカッター (SB)】
出典:Amazon.co.jp
こちらのカッターは自動車整備ではなく電気設備工事向けなのですが人気のある工具なのでご紹介します。太い電気配線を切断する際、最初に先側の刃で絶縁被覆を切断し次に根元の刃で金属導体を切断します。ニッパーではケーブルの絶縁被覆がつぶれて端部も変形してしまいますが、ケーブルカッターはきれいな切断面になります。高品質素材から鍛造され、高い精度で加工された後、多段階の熱処理によって念入りに硬化されており耐久性も抜群です。
まとめ
今回はKNIPEXの一部の商品をご紹介しました。ほかにも絶縁仕様のタイプなど色んな種類があります。他の工具にも言えますが、耐久性はもちろんですがシンプルなデザインがとても使いやすくプロも愛用していることが多いです。KNIPEXもデザイン・耐久性・価格とバランスの取れたメーカーだと思います。ぜひ一度KNIPEX製品を覗いてみて下さい。